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月〜土 10:00〜16:00
(第1日曜日 13:00〜16:00)
新春を迎えた松の内の六日、日本橋公会堂において西田理事長から七枚目の免状を受け取ることが出来ました。
右手の五年の指から、左手の二本目の指を折ることが出来ました。新たな気持ちになり断酒会の仲間の励ましのお
陰と深く感謝申し上げる次第です。本当に有難うございました。
左手の二本の指の感激を肝に銘じて断酒例会に出席し継続の力としていきたいと思います。成増アルコールセン
ター入院中一緒だった女性と例会に出席出来たことも大きな力となっております。思えば七年前の一月、不安の中
の入会でした。成増を退院して九年、そのうち二年は入会する気持ちは毛頭ありませんでした。チョッとした切掛
けで断酒会に見学で参加しました。最初に見学したのが豊島の断酒会でした。会場に入り直感的に感じたことが酒
を止め続けている人がこんなに多くいるのかということでした。それから約一年弱見学で参加させていただきまし
た。何故か板橋の断酒会だけは入院中は勿論、見学でも参加はしませんでした。近所に知っている人が居るのでは
ないかと思っていたからです。
自分で決意し平成十七年一月の入会でした。今では断酒会に入会させていただき本当に良かったと思っています
。入会して三ヶ月目で当時中野断酒会の小井手会長から百日例会の誘いを受け百日例会に参加して、それを達成出
来たことを会長に報告しましたら、とても喜んでくれたことを思い出します。この百日例会の経験がこれからの例
会出席につながるよと言われました。
入会して一年は自分にとって紆余曲折の毎日でしたが、平成十八年一月に一年目の免状を受けることが出来まし
た。日本橋公会堂のロビーで女房と一緒に写真を撮っていただき「しんせい」に載せていただきました。一年過ぎ
た頃から、もう良いだろう?ここで飲んだら元の木阿弥、との葛藤がありましたが、それも乗り越えることが出来
ました。免状を持って入院当時の看護師長に見せたら「良かったね、おめでとう」その次に「この病気は何年過ぎ
ても油断は出来ないよ」「大変なんだよ」と言われ、三年は頑張ってみなさいと言われたことを思い出します。ま
た自分にとって断酒継続の糧となったのが恒例となっている「奥様と家族に感謝を捧げる酒なし忘年会」の酒乱止
み五人男に出演させて頂いたことです。この出演が自分にとって断酒会との大きな絆となっております。こんなこ
とにより自分自身を勇気づけ何とか平成二十年一月に三年の免状を頂くことになりました。看護師長に三年の免状
を頂きましたと報告した時に「飲酒欲求も少し落ち着く時期だ」と言われましたが、「アルコール依存症は大変な
病気なんだ、何年過ぎても病気だということを忘れないで欲しい、ここで飲酒したら今迄の頑張りが水の泡だ」と
言われたことを思い出します。断酒会では平成二十年十月頃、渕上本部運営委員長より来年から本部例会の司会を
やってみないかと言われ、私は二つ返事で引き受けました。これが自分にとって断酒継続の大きな力となり平成二
十二年一月に五段の免状を頂くことが出来ました。本部の司会を担当しまして三年仲間の皆様の励ましにより無事
務めることが出来ました。そして平成二十四年一月晴れの断酒七年の免状を頂くことが出来ました。これから何が
起こるか分からない一年目の免状、断酒継続が難しいといわれている七年・五年・三年の歳月が過ぎて、自分の体
験から七年の回復はあるが八年の真似をしても到底身にはつきません。この病気には安心という言葉はありません
。例会出席の中で一つ一つ積み重ねて身体で会得しないと八年のハードルを越すのは到底無理なこと、歯車が噛み
合わなくなると全てが合わなくなる。八年のハードルを越すためにも断酒会の原点であります例会に出席し、行動
を共にしている仲間に感謝し次のハードルを越すためにも歩みを進めていきます。有難うございました。